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中村草太が知った「W杯に出るための基準」サンフレッチェ広島での日々がサッカー日本代表へと連れて行く【E-1選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表FW中村草太

【写真:編集部】

サッカー日本代表初招集の中村草太が体感したレベル

 7日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の香港代表戦に向けたサッカー日本代表の初練習が行われた。サンフレッチェ広島の中村草太は、ルーキーながらJ1の舞台で違いを見せつけ、代表に初選出された。大学卒業後わずか数ヶ月でたどり着いたA代表の舞台で、彼が感じたのは「レベルの違い」だった。

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「普段、広島で練習してますけど、それとはまた違った雰囲気というか、質のところもそうですけど、全然違うなと思いました」と率直に語る。

 なかでも驚いたのは、個人戦術の完成度の高さだった。

「1人1人の“できる幅”が本当に広くて、判断の早さや技術、全てが高い。やっぱりトップ中のトップだと実感しました」と、目を輝かせた。

 代表チームのミーティングでは、単に今回の大会に向けた対策だけでなく、FIFAワールドカップ26(W杯)を見据えた映像が使われたという。「この大会のためだけじゃなくて、W杯に出る、優勝するための基準を共有した。共通認識の高さにも驚かされました」と振り返った。

 今大会の代表入りは、本人にとっても想定外だった。

「今シーズンの目標としてE-1代表は意識してましたけど、まさか自分がここに立てるとは。広島での1日1日の積み重ねが、今の自分につながってると実感してます」と語る。

 3試合を戦う今大会では、自身の武器を存分に発揮したいという。「スピードやゴールに向かう姿勢、それが自分の強み。チーム戦術もあるけど、どちらかに偏らず、自分らしさとチームの役割を両立させたい」と意欲を見せた。

 サンフレッチェ広島では複数ポジションを経験しており、「それぞれのポジションで求められる役割は違うけど、監督の意図を汲み取って、自分なりのプレーで応えることを心がけている」と話す。

 代表での初陣に向け、初々しさの中にも確かな自信をにじませる22歳。中村草太が、新たな舞台でどのような爪痕を残すか、注目が集まる。

(取材:元川悦子【韓国】、文:編集部)

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【了】

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