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「E-1っていうのは、1つの目標」綱島悠斗をサッカー日本代表に導いたある習慣「自信に繋がってたのかも」【E-1選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

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東京ヴェルディの綱島悠斗

【写真:Getty Images】

綱島悠斗に自信をもたらした2冊のノート

 東京ヴェルディの綱島悠斗が、今月開催されるE-1サッカー選手権(E-1選手権)2025決勝大会に臨む、サッカー日本代表のメンバーに初選出された。アンダー世代での代表歴はなく、無名に近い存在だった24歳。日々の積み重ねと内省、退場などの苦難を経て変化を遂げた男が、ついに代表のユニフォームに袖を通す。

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「E-1っていうのは、1つの目標でした。そこに選ばれるために、日々どういう風に過ごすか、どういうマインドで1日を過ごすか。目標から逆算の行動があった。そういう風に行動してることが自信に繋がってたのかもしれない」

 東京ヴェルディの綱島悠斗が、サッカー日本代表に初選出された。アンダー世代の代表にも一度も入ったことがない男が積み重ねてきたのは、目の前の1日1日を丁寧に過ごす姿勢だった。

「あまり自信はなかったんですけど、そういう風に行動してることが自信に繋がってたのかもしれないです」

 その行動の象徴が、「サッカーノート」と「日誌」だ。

「サッカーノートは小さい頃からずっとつけていて、1年ぐらい前から毎日書いています。日誌は去年の7月ぐらいから始めました」

 綱島のノートは2冊に分かれている。サッカーノートには戦術的なことを、日誌には日常の中で何にトライしたか、そして自分を褒める言葉を書く。

「今日、代表に選出されたことはもちろん書きます。でも、それ以上にトレーニングで何にチャレンジしたのか、トレーニング前にどういう準備をしたのか。そういうことを書くと思います」

 この習慣は、メンタルトレーナーのアドバイスがきっかけになった。綱島はこの1年で、ポジション変更、公式戦2度の退場など、多くの困難も経験している。

「自分はすごく試合中に熱くなり過ぎてしまう選手で、クレバーに戦いたいなと思っていたんですけど、退場をして本当に変わんなきゃいけないっていう風に思わされた」

 失敗も含めて、何ができて何ができなかったかを記録し、次の課題に変えていく。その繰り返しが、彼をここまで押し上げた。

「1試合1試合、できたことと、新しい課題が見つかって、それを自分で気付けて、どう改善するか。トライアンドエラーを常に繰り返してたから少しずつ成長できた実感がある」

 目標は明確だ。ワールドカップ出場という夢に向かって、綱島はまた新たな1日を重ねていく。

(取材・文:編集部)

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【了】

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