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三笘薫、ブライトン残留を望む？

　ブライトンに所属する28歳の日本代表MF三笘薫は複数のクラブから関心を示されている。そのうちの一つがアーセナルで、ウイングの補強に本腰を入れているチームにとっては重要なターゲットになっている。しかし、移籍が実現しない可能性が高まっていると、英メディア『ジャスト・アーセナル』が9日に報じている。

　三笘に関しては、アーセナル、バイエルン・ミュンヘン、アトレティコ・マドリード、リバプール、トッテナムといったビッグクラブから狙われており、今夏の移籍市場でブライトンを離れるとの見方が強かった。ただ、今年1月にサウジアラビアのアル・ナスルから6500万ユーロ（約104億円）と9000万ユーロ（約144億円）の2度のオファーを受けながらもブライトンが拒否した事実があり、より高額な移籍金が必要になるかもしれない。

　だが、同メディアは「三笘はブライトンに対して自身の忠誠を伝え、クラブを離れる意向はないと明言したという。この姿勢は、アーセナルにとって彼を獲得する上で大きな障害となる。彼が優れたウイングであることに疑いはなく、どのチームにとっても戦力強化となる存在だが、ブライトンに残るという彼の意志は固い」とし、巨額な移籍金よりも選手本人の残留意志の方が、移籍が実現しない要因になると指摘した。続けて「まとめると、アーセナルは現在もウイングの補強を進めており、複数の選手に関心を示している。三笘はその中でも重要なターゲットの一人であるが、獲得は極めて難しく、コストも高くつく見込みだ」との見解を示している。