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鈴木彩艶、今夏移籍が噂されているが…

　セリエAのパルマに所属する22歳の日本代表GK鈴木彩艶に対し、プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドが関心を示している。しかし、移籍が実現する可能性は極めて低いようだ。パルマに売却意思はなく、交渉難航も予想されると、英メディア『ハマーズニュース』が9日に報じている。

　鈴木は2023年8月に浦和レッズからベルギー1部のシント＝トロイデンVVへ期限付き移籍した後、2024年2月に完全移籍へ移行した。そして、同年7月にはパルマへ移り、昨季は正守護神として公式戦37試合に出場している。過去にはマンチェスター・ユナイテッド行きの噂も流れたことがあり、欧州では高い評価を得ていた。そして、今夏の移籍市場でもナポリやウェストハムが関心を示している。

　ただ、パルマは依然として売却に消極的な姿勢を見せており、同メディアは「もし、ウェストハムがパルマ側からの返答を待っていたとすれば、その答えはすでに出ているのかもしれない。そして、それは彼らにとって望まぬ内容だ。パルマは、昨季の主力選手を簡単に手放して利益だけを追うような考えは全くないようだ」と伝えている。仮に交渉が進んだ場合、同メディアは「パルマは少なくとも3000万ポンド（約57億円）、多くて4000万ポンド（約76億円）を要求すると見られている」と予想した。ウェストハムには資金力があるとはいえ、そこまで高額な移籍金が必要なら、他の選手にターゲットを変更することもあり得るだろう。