MF:宇野禅斗

【写真:編集部】
生年月日:2003年11月20日(21歳)
所属クラブ:清水エスパルス
2025リーグ戦成績:22試合0得点
日本代表通算成績:出場なし
前節に出場機会を得られなかった宇野禅斗は、中国戦でスタメンに名を連ねる可能性が高い。ベテランの稲垣祥はホンコン・チャイナ戦でフル出場、サンフレッチェ広島に所属する川辺駿はJ1の試合を含めて中3日で3連戦をこなした。疲労度を考慮すると、このダブルボランチは2枚替えされるだろう。
今季の清水において、同じくボランチを主戦場とする宇野は23試合中22試合でスタメン起用されている。昇格組のチームを中盤から支え、攻守に存在感を放っているところだ。データサイト『FotMob』によれば、宇野は今シーズンのリーグ戦で「90分あたりのインターセプト数」でチーム内4位となる「1.3」を記録しており、その他の守備スタッツでも高い値を示している。
中国戦では広島所属のMF田中聡と中盤の底でコンビを組むと見られるが、2人は共にボール奪取や対人に特長のある選手だ。役割分担に綿密な話し合いが求められるだろうが、タイプが似ているゆえにお互いの能力をスムーズに引き出せるかもしれない。
まだ20代前半の彼らに、攻守の舵取りが求められる。代表生き残りも懸かった状況での大役だが、クラブで示せている実力を見せられれば十二分にこなせるはずだ。
MF:田中聡
生年月日:2002年8月13日(22歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
2025リーグ戦成績:14試合0得点
日本代表通算成績:出場なし
追加招集で今回のシリーズに急遽参加した田中聡が、今回の中国戦で先発入りしそうだ。ユース時代を過ごした湘南ベルマーレを離れ、22歳のMFは今季から活躍の場をサンフレッチェ広島に移している。
負傷により2か月ほど戦線を離れていたが、そのクオリティはスタッツを見れば明らかだ。上位争いを繰り広げる広島において、とりわけ守備面で重要な役割を担っている。
データサイト『FotMob』によれば、「90分あたりのタックル成功数」と「90分あたりのインターセプト数」でチーム内2位の数字を記録している。4月12日に行われたJ1・第10節ファジアーノ岡山戦は、0-1で敗れはしたものの、田中は随所で勝負強さを見せた。地上でのデュエル勝率は驚異の100%をたたき出しており、自チームの攻撃の起点を作っていた。
中国戦では自身と同じくファイター型の宇野禅斗とダブルボランチを組むと見られるが、配球面の課題を補って余りあるインテンシティの高さで中盤を制圧にかかる。
