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フォーカス 5か月前

最長は誰だ!? サッカー日本代表、E-1歴代出場時間ランキング1〜5位。トップに輝いたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

3位:中澤佑二(なかざわ・ゆうじ)


【写真:Getty Images】

生年月日:1978年2月25日
E-1出場:2003, 2005, 2008, 2010
E-1通算成績:10試合1ゴール0アシスト
E1出場時間:795分

 鉄人の異名を持つセンターバック、中澤佑二は、E-1選手権で4大会にわたって日本代表の最終ラインを支えた。2003年から2010年まで、合計795分間ピッチに立ち、圧倒的な存在感を見せつけた。

 高さと強さを兼ね備えた空中戦、鋭い読みとタックル、さらにはセットプレー時の得点力もあり、攻守両面で日本代表に貢献した。

 特に印象的だったのは、2005年大会の韓国戦での決勝ゴール。途中出場ながら、わずか数分で得点を挙げ、試合を決定づけた。この勝負強さと気迫のこもったプレーは、中澤の真骨頂である。彼の姿勢はピッチ内外で若手の模範となり、リーダーとしての役割も果たしていた。

 また、E-1における安定感は特筆すべきで、連続出場にも関わらずパフォーマンスのブレが少なく、監督陣からの信頼も厚かった。タフなスケジュールや厳しい環境下でも常に全力を尽くす姿勢は、ファンの心にも強く刻まれている。彼のディフェンスは単なる肉体的な強さにとどまらず、的確なポジショニングと判断力にも裏打ちされていた。

 E-1における中澤のプレーは、日本代表が誇る守備力の象徴でもあった。所属クラブの横浜F・マリノスで築いた堅守の哲学をそのまま代表に持ち込み、チーム全体の守備バランスを整える働きも果たしていた。その統率力と統一感のあるプレーは、他の選手からも一目置かれる存在だった。

 引退後もその名を語り継がれる中澤佑二のE-1での歩みは、まさに日本代表ディフェンスの礎を築いた証といえる。

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