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サッカー日本代表、韓国代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。優勝かかった大一番。先発を掴むのは【E-1選手権】

シリーズ:日本代表予想スタメン&フォーメーション text by 編集部 photo by Getty Images, Shinya Tanaka

CB:植田直通

サッカー日本代表DF植田直通
【写真:田中伸弥】

生年月日:1994年10月24日(30歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
2025リーグ戦成績:23試合0得点
日本代表通算成績:17試合1得点

 12日に行われた中国代表戦で3バックの真ん中でフル出場を果たした植田直通。鹿島アントラーズの守備職人は、大一番でもスタメン起用が濃厚だ。

 17分、植田は相手CFのジャン・ユーニンのプレスを回避できず、ボールをロスト。鹿島のチームメイトであるGK早川友基のファインセーブでピンチを凌ぎ切ったが、間違いなくこの試合で最も窮地に追い込まれた瞬間だった。百戦錬磨のベテランであっても、即席のチームで正しい判断を下し続けるのは難しい。

 とはいえ、それ以外のシーンではパーフェクトだったと言って差し支えないだろう。持ち前の空中戦の強さ、左センターバックに入った長友佑都の背後のカバーリングなど、最終ラインの選手に求められる多くの仕事に対応していた。

 韓国代表戦では、同じく対人に特長のある荒木隼人が真ん中に入ると見られる。植田はよりリベロ的な役割も求められるだろう。最終ラインの右側から、歴戦のリーダーシップとファイターぶりを発揮するはずだ。

CB:荒木隼人

日本代表 荒木隼人
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年8月7日(28歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
2025リーグ戦成績:23試合3得点
日本代表通算成績:2試合0得点

 最終戦でGKの大迫敬介がほぼ確実に先発起用されると予想すると、サンフレッチェ広島でチームメイトの荒木隼人が3バックの真ん中に入るだろう。急造チームにおけるゴール前の連係の重要性は、前節・中国代表戦を振り返っても明らかだ。

 鹿島アントラーズ所属のDF植田直通のボールロストを、鋭い間合い詰めでGK早川友基がカバーした。普段から一緒にプレーしている間柄でなければ、瞬時の判断を下すのは難しい。

 今回の相手は難敵・韓国代表とあって、直近2試合よりも危機的なシーンは増えるだろう。そういった場面で落ち着いた対応を可能にするため、相互理解は大切だ。

 そして今シリーズの韓国代表には、FC町田ゼルビアでプレーするFWオ・セフンがいる。194cmの大型FWは、並大抵のDFでは対処に苦労するだろう。186cmの荒木では分が悪そうに見えるが、彼にとって身長はそれほど重要ではない。オ・セフンのほかにも、Jリーグでは自分より背が高い選手とヘディングで競り合って何度もマイボールにしている。

 本邦屈指のエアバトラーならば、正念場でもクオリティを見せられるはずだ。

CB:古賀太陽

サッカー日本代表 古賀太陽
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年10月28日(26歳)
所属クラブ:柏レイソル
2025リーグ戦成績:23試合0得点
日本代表通算成績:2試合0得点

 8日のホンコン・チャイナ代表戦(6-1で勝利)にて、古賀太陽は3バックの左に入った。所属する柏レイソルでは真ん中が主戦場だが、左に移っても質の高さを見せ、あまつさえ後半は4バックの左でも実力を発揮した。

 2試合目の中国代表戦はコンディションへの懸念から出場が見送られたが、今シリーズにおいてアピールに成功している選手のひとりだろう。持ち前のパススキルだけでなく、ホンコン・チャイナ戦では守備時にも手堅さを見せていた。

 とはいえ、やはり特筆すべきはパサーとしての能力。先の試合で日本代表の攻撃のほとんどを起動していたのは、効果的な縦パスを再三繋いでいた古賀だ。特にチームの4点目で披露した彼のプレーは出色だった。

 左ウイングバックの相馬勇紀が動き出したとき、相手選手の意識がサイドに流れる。その隙を突き、古賀はあえてバイタルエリア付近の川辺駿へパスを出す。これがジャーメイン良の得点に繋がった。

 韓国代表は難しい相手だが、最終ラインの“司令塔”のアイデアがチームの助けになるはずだ。E-1選手権以降の未来にも注目が集まる。

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