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選ぶべき!? サッカー日本代表、W杯に推薦したいE-1メンバー5人。アピールに成功した国内組は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

GK:早川友基(はやかわ・ともき)

サッカー日本代表GK早川友基
【写真:田中伸弥】

生年月日:1999年3月3日
E-1選手権2025成績:1試合0失点
所属クラブ:鹿島アントラーズ
2025リーグ戦成績:23試合22失点

 サッカー日本代表初招集となった早川友基は、デビュー戦となった中国代表戦で納得のパフォーマンスを見せることに成功した。

 鹿島アントラーズ所属の早川は、2023年に正守護神の座をつかむと、同年のリーグ戦で全試合に先発出場。翌年には2年連続のリーグ戦全試合フル出場を果たすなど、チームの中で絶対的な存在へと変貌を遂げた。

 シュートストップはもちろん、ペナルティエリア付近の判断や、ビルドアップへの参加など、様々なプレーをそつなくこなすタイプである。致命的なミスも少なく、安心してゴールを任せられる選手だ。今季も、ここまでJ1全23試合に出場し、優勝を争うチームに鉄壁の守備をもたらしている。

 Jリーグで結果を残し続けた同選手は、多くの人の予想通り、東アジアE-1サッカー選手権2025の日本代表メンバーに選出されることに。意外にも、早川にとってこれが代表初招集だった。

 そんな早川は、E-1選手権2戦目となる中国戦で先発出場の機会を得た。大方の予想通り、日本が中国相手にボールを保持し、最終的に2-0の快勝を収めたこの試合だが、早川は随所に輝いていた。

 1点を先制した直後、相手に最終ラインから抜け出され、絶体絶命のピンチをつくられるも、見事な飛び出しでシュートを阻止。これが無ければ試合展開は間違いなく変わっており、このビッグセーブは、1点以上の価値があったといえる。

 また、自身の縦パスがチャンス創出につながるなど、攻撃面でのアピールもあり、早川の代表デビュー戦は期待以上の出来となった。

 現日本代表におけるGKの序列は、鈴木彩艶が1番手、その次に大迫敬介が続いている。早川はひとまず、谷晃生や野澤大志ブランドンらとともに、3rdGKの座を争うこととなるだろう。中国戦を見る限り、滑り込んでもおかしくなさそうだ。

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