MF:相馬勇紀(そうま・ゆうき)

【写真:田中伸弥】
生年月日:1997年2月25日
E-1選手権2025成績:3試合0ゴール4アシスト
所属クラブ:FC町田ゼルビア
2025リーグ戦成績:20試合7ゴール5アシスト
前回のE-1選手権で得点王、大会MVPに輝いた相馬勇紀は、今大会でもさすがの活躍を収めている。
2022年のカタールワールドカップ(W杯)直前に行われたE-1選手権メンバーに選ばれた相馬は、3試合3ゴール2アシストで日本のE-1優勝に大きく貢献。この大会での活躍が評価され、同選手はW杯メンバーにも選ばれた。
W杯終了後、相馬はポルトガルのカーザ・ピアへと期限付きで移籍。昨季途中で名古屋グランパスへ復帰すると、直後にFC町田ゼルビアへと電撃移籍した。今季は、得点関与数が劇的に増加し、すでに自身最多のリーグ戦7ゴールを記録している。
Jリーグ復帰後も最高級のプレーを見せている相馬は、今回のE-1選手権にも選出。キャプテンとして、大きな役割を任せられた。相馬自身、2024年6月から日本代表に招集されておらず、代表復帰を目指す中で、この大会での活躍は必須だった。
そんな中、相馬は初戦のホンコン・チャイナ代表戦から猛アピールを開始。左サイドからのクロスから、ジャーメイン良の2得点をアシストするなど、3アシストで大勝に貢献すると、最終戦の韓国代表との一戦でも、クロスからジャーメインの決勝点をアシストし、日本を大会優勝に導いた。
左サイドをドリブルやクロスで蹂躙した相馬は、今回招集された日本代表メンバーの中でも、最もW杯に近い存在といえる。ライバルは三笘薫や中村敬斗と強力だが、ウィングバックでの経験が多いのは、そのライバルと争うときに、大きな強みとなるはずだ。