8位:日本代表 vs ホンコン・チャイナ代表
試合会場:国立霞ヶ丘競技場
入場者数:1万6368人
開催日:2010年2月11日
2010年2月11日、国立霞ヶ丘競技場で行われた日本代表対ホンコン・チャイナ代表の一戦は、観客数が1万6,368人にとどまり、同スタジアムで開催された21世紀の日本代表戦としては最も少ない動員だった。
この試合は、2010 FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の4カ月前に行われた東アジアE-1サッカー選手権2010決勝大会の第2戦目にあたる。ホンコン・チャイナ代表とは2009年の後半に2度対戦しており、いずれも大勝していたことから、対戦カードとしての新鮮味に欠け、注目度は低かった。
当時の日本代表は、W杯本大会に向けてチーム力の向上が急務であり、選手の見極めも進められていた。
その中で、特に注目されていたのは平山相太だろう。2010年1月に行われたAFCアジアカップ2011カタール予選のイエメン代表戦で途中出場ながらハットトリックを達成した。
ホンコン・チャイナとのゲームでも途中から出場し、チーム最多タイの4本のシュートを放ち、1アシストを記録して存在感を示した。
試合は、日本代表が大迫勇也の2得点などで3-0で快勝。しかし、大会初戦は中国代表とスコアレスドロー、最終戦の韓国代表に1-2で敗れており、最終的に3位に終わっている。
収穫よりも課題が多かった日本代表は、この大会での反省を糧にW杯への準備を進め、南アフリカではベスト16に進出した。
