2位:日本代表 vs ホンコン・チャイナ代表
試合会場:県立カシマサッカースタジアム
入場者数:4,980人
開催日:2022年7月19日
2022年7月19日に県立カシマサッカースタジアムで行われたホンコン・チャイナ代表戦は、入場者数4,980人と、代表戦としては異例の少なさを記録した。
この試合は東アジアE-1サッカー選手権2022決勝大会の初戦だった。当初は中国開催が予定されていたが、新型コロナウイルスの影響により中国サッカー協会が開催を辞退。急きょ日本での代替開催が決まった。準備期間の短さもあり、首都圏での会場確保が難しかったことも影響したとされる。
それでも、5,000人という観客数は衝撃的で、日本代表戦としては極めて低い水準だ。地元・鹿島アントラーズの社長を務める小泉文明氏も、自身のSNSで「カシマだから、火曜だから、香港が相手だからと言い訳せずに、協会やリーグが今の代表人気と向き合わないといけない」と危機感を表明した。「一生懸命プレーしている選手のためにもやるべきことがあります」とも述べた。
試合そのものは、相馬勇紀、町野修斗、西村拓真がそれぞれ2得点ずつ決めて6-0で大勝。本来であれば、ゴールラッシュにスタンドが沸き立つ展開だったが、盛り上がりは控え目だった。
なお、本大会の残り2試合はいずれも豊田スタジアムで開催され、どちらも1万人超の観客を動員した。都市の規模や対戦カードの影響に加え、この大会では鹿島からの日本代表選出がゼロだったことも、地元ファンの関心を集めにくかった一因と考えられる。
