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リスクが大きい!? 大学→海外に渡った日本の逸材5人。成功? 失敗? その後のキャリアとは

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:平山相太(ひらやま・そうた)

平山相太
【写真:Getty Images】

生年月日:1985年6月6日(39歳)
経歴:筑波大学→ヘラクレス・アルメロ(オランダ)
現所属:引退
今季リーグ戦成績:―(引退)

 高校時代に“平成の怪物”と呼ばれ、将来を嘱望されていた平山相太は、筑波大学在学中の2005年7月にオランダ1部のヘラクレス・アルメロとの契約を結んだ。

 Jリーグを経由せずに海外クラブと契約した異例のケースで、日本国内外で大きな話題となった。

 デビュー戦では途中出場からわずか数分で2得点を挙げ、鮮烈なスタートを切る。1年目はリーグ戦31試合に出場して8得点を挙げ、クラブ内得点王に輝いた。

 しかし、2年目から監督交代の影響で状況は一変。戦術の不一致や語学習得の遅れを理由に出場機会が激減。そんな平山は、2006年9月に契約を解除し帰国を決断する。

 帰国後はFC東京に加入し、在籍11年で公式戦232試合出場56得点を記録。2009年のヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)制覇に貢献した。

 その後、2017年に長年在籍した東京の地を離れ、ベガルタ仙台へ移籍。しかし、度重なる負傷に悩まされ、1試合も出場できず、2018年に現役を引退した。

 プレーヤーから離れることとなった平山は仙台大学と筑波大学大学院で指導を学び、2024年より仙台大学サッカー部監督および教員を務めている。

 長年プロの世界で戦ってきた経験を活かして後進の育成に尽力している。

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