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アイントラハト・フランクフルト、堂安律の獲得実現に期待

　SCフライブルクに所属する27歳の日本代表MF堂安律に関しては、アイントラハト・フランクフルトが獲得に向けた交渉を進めている。まだクラブ間合意には達していないものの、契約成立は時間の問題かもしれない。フランクフルトが欲しがる理由を、ドイツ紙『フランクフルター・ランドシャウ』が30日に報じている。

　堂安は2022年7月にPSVからフライブルクへ完全移籍し、昨季は公式戦36試合で10得点9アシストを記録していた。フライブルクは惜しくも5位に終わり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）出場を逃した。一方で、移籍先の最有力候補であるフランクフルトは3位でフィニッシュし、CL出場権を確保している。同選手はCLでプレーすることを目指しており、それが個人合意に達した理由の一つになっているだろう。

　フランクフルトとしても、是が非でも同選手を獲得した理由があるようだ。フランクフルトを率いるディノ・トップメラー監督は、同紙のインタビューに応じ「いわゆる“インバーテッド・ウイング”（利き足と逆のサイドでプレーするウイング）は、サイドから中へカットインすることができる。これは、4バックでのビルドアップにおいて効果的で、攻撃的なサイドバックがオーバーラップすることで、より多様な攻撃の形を作り出せる。チームに新たな色を加えてくれる存在なんだ」と述べ、堂安に注目している訳を明かした。