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田中聡のパスから中村草太が追加点

　サンフレッチェ広島は6日、天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会のラウンド16で清水エスパルスと対戦。3-0で勝利を収め、ベスト8進出を決めた。この試合では、FW中村草太が追加点をマーク。その得点は、MF田中聡の見事なプレーから生まれた得点だった。

　広島が本拠地「エディオンピースウイング広島」に清水を迎えたベスト8を懸けた一戦。公式戦3連勝中のチームは、前半のアディショナルタイムに前田直輝がゴールネットを揺らし、先制に成功する。

　そして59分には、リードを広げる。相手のパスをカットした田中が、ダイレクトで前線のジャーメイン良にボールをつける。ジャーメインはボールを失ったものの、すぐさま田中が回収。そしてボールを持った背番号14は、ノールック気味に中村に絶妙なスルーパスを通す。これを大卒ルーキーが、ゴール右隅に流し込み、広島が追加点を奪った。田中の一連のプレーからの絶妙なパスを中村が確実に沈めた鮮やかな得点だった。

　さらに、追加点を演出した田中は、86分にもスルーパスから木下康介のゴールをお膳立て。22歳が躍動した広島は、3-0の快勝。次のラウンド進出を決めた。