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「なぜ日本の成功から学ばないのか」元韓国代表指揮官の就任が噂されるサッカー中国代表。現地は自国が抱える問題を指摘しため息「現在の中国は3流」

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー中国代表

【写真:Getty Images】

中国の抱える問題

 FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)で、サッカー中国代表は3勝7敗の5位に終わり、アジア4次予選(プレーオフ)出場圏の4位を逃した。中国メディア『SOHU』は12日に、中国代表の監督候補に元韓国代表監督のユルゲン・クリンスマン氏の名前が挙がっていると報じている。

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 アジア最終予選で5位に終わったことで、中国サッカー協会はブランコ・イバンコビッチ監督の解任を決断した。7月に開催された東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会では、デヤン・ジョルジェビッチ氏が暫定的にチームの指揮を執っている。

 同メディアは、「クリンスマン氏が代表監督に就任すると予想されている」と前置きし、中国代表が抱える問題について次のように指摘した。

「クリンスマン氏がたとえ優れた能力を持っていたとしても、中国代表には不向きかもしれない。どんなに腕の良い大工でも、腐った木材の山から美しい梁を彫り出すことはできないからだ。マルチェロ・リッピ監督でさえ、中国サッカーに質的な飛躍をもたらせなかった。サッカー環境の改善、ユース育成の強化、そして選抜システムの最適化が鍵となる」

 また、「なぜ日本の成功から学ばないのだろうか」と述べた上で、「ウズベキスタンでさえ、優れたサッカー運営システムを持っているように見える。しかし、中国は幾度となく再建の機会があったにもかかわらず、他国を模倣することができず、一歩一歩後退した。根本的な問題は、体系的かつ包括的なガバナンスの欠如にある」と、中国サッカー協会の改善が必要であると強調している。

 そして、「(候補の1人として噂されている)ファビオ・カンナヴァーロ氏の方がクリンスマン氏よりも良い選択かもしれない。彼の方が中国選手を理解している。また、中国代表は現在アジアで三流のチームであり、トップクラスや二流の相手に対して守備的なカウンターアタックに依存している。クリンスマン氏は攻撃的なアプローチを好み、カンナヴァーロ氏は守備戦術への深い理解を持っている監督だ」と、クリンスマン氏の哲学も中国代表にはあっていない可能性が高いと言及した。

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【了】

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