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Jリーグ 3か月前

「殻を破れたのかな」伊藤達哉が自己分析する「なんかいい感じ」の理由。5戦4ゴール、川崎フロンターレで「だんだん両方…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 江藤高志 photo by Getty Images

得点量産の現状を自己分析する「だんだん左右両方できるようになってきた」

「相手の股を通してたんですが、得意の形なので、決められて良かったです」とその場面を振り返る伊藤は、得点を量産し始めている現状について、あまり力みがないのがいいのではないかと自己分析している。

「シュート打つときにあまり力んでないのが結構あって。なんかいい感じです。まだまだ決められそうですし、まだまだ決めていかないといけないので。ここからシーズン終盤まで、自分で剥がします」

 右サイドから決めた前節(8月16日第26節)の新潟戦に続き、この名古屋戦では左サイドからの決勝点で、左右どこからでもゴールを奪えることを実証した伊藤だが、以前からその実感を口にしていた。

「新潟戦(6月25日第15節)ぐらいからかな。今までは左サイドで出た時に、ゴールかアシストをしていることが多かったんですけど、あの試合ぐらいから右サイドで出ても結構アシストとかはできていたので(大関友翔のゴールをアシスト)。自分としては感覚は良くなってきてました。だんだん左右両方できるようになってきたと思っています」

 左サイドの選手だとの自負を持って川崎に加入した伊藤は、右サイドで使われることが多かったシーズン当初、戸惑いを口にすることもあったがすでに順応。左右どこからでもゴールを狙えるようになっている。残り試合数が減る終盤、伊藤はその得点力でチームを牽引していく覚悟だ。

(取材・文/江藤高志)
 
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【了】

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