19位：横浜FC
【写真：Getty Images】
監督：三浦文丈
暫定順位：19位
成績：勝ち点「22」／得失点「-17」
2007シーズンに初めてのJ1昇格を経験して以来、エレベータークラブとしての宿命を背負っている横浜FC。新型コロナウイルス蔓延の影響によって「昇格あり」「降格なし」の特例ルールが適用された2020シーズンを除き、同クラブは1年しかトップカテゴリーに留まれていない。
今季も厳しい状況にある。目下の課題は攻撃力で、ここまでの27試合で18得点はリーグワースト2位の成績だ。失点数「35」もポジティブな内容ではないが、こちらは中位程度に踏み止まっている。
そのなかで前向きな兆しが感じられるのは、わずかでも課題に対して改善を試みている点だ。夏の移籍市場でJリーグでの経験が豊富なブラジル人FWアダイウトンを獲得すると、同選手は第25節・浦和レッズ戦でチーム合流後即ゴールを決めた。
さらに第27節・ガンバ大阪戦でも得点をあげ、34歳にして全くさび付かないストライカー性能を披露している。第24節時点では総得点でワーストだったことを考えると、やはり前進していると見て差し支えないだろう。
弱点にはっきりと向き合った今、残留に向けて尽力するのみ。ここで踏ん張れれば、文字通り歴史的なシーズンになるだろう。
