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Jリーグ 3か月前

鹿島アントラーズ、知念慶の後悔。「オニさんは繋ぎにこだわっていない」。だからこそ、もっとやるべきことがあった【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

 鹿島アントラーズは27日、天皇杯準々決勝でFC町田ゼルビアに0-3で敗れた。前半で交代となった知念慶は「チグハグな感じになってしまった」と悔しさを口にした。昨季ベストイレブンに輝いた知念は、残るタイトルである明治安田J1リーグ制覇に向け、自らの役割とやるべきことを改めて明確にしている。(取材・文:元川悦子)

鹿島アントラーズが鬼門攻略へ

鹿島アントラーズ知念慶
【写真:Getty Images】

 8月27日に行われた天皇杯JFA第105回全日本サッカー選手権大会・準々決勝。鬼木達監督率いる鹿島アントラーズは敵地でFC町田ゼルビアと激突した。

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 川崎フロンターレで国内7冠を達成した名将を招聘し、レオ・セアラ、小池龍太といった実績あるタレントを補強した今季の彼らにとって、残されたタイトルはこの天皇杯とJ1だけ。

 その2つを最後に獲得したのは2016年と長い時間が経過している。常勝軍団復活のためにも今季、最低1つは頂点に立たなければならない。天皇杯は極めて重要なトーナメントと位置づけられたのだ。

 町田がJ1に昇格した2024年以降の町田GIONスタジアムでのアウェイ戦を見ると、鹿島はここまで3戦全敗と分が悪い。

 今季も6月21日のJ1第21節で黒星を喫している。鬼木監督もその戦績を承知したうえで、直近23日のJ1第27節・アルビレックス新潟戦のスタメンを踏襲。両MFのところを小池、チャヴリッチに変更した以外は必勝態勢で挑んだのだ。

「攻撃は背後をどんどん狙っていこうというのを徹底しました」と話すのは、新潟戦から連続スタメンに名を連ねた知念慶だ。

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