8位:鹿島アントラーズ
入場料収入:12億3800万円
2024シーズンのJ1で5位に入った鹿島アントラーズは、入場料収入でリーグ8位となる12億3800万円を記録した。
鹿島は2024シーズンのJ1で1試合平均2万3027人の動員を記録。これはクラブ史上最多で、リーグ戦の年間入場者数も43万7507人でクラブ記録を更新した。
一方で、YBCルヴァンカップは3回戦でFC町田ゼルビアに敗れて敗退となったため、「茨城県立カシマサッカースタジアム(現メルカリスタジアム)」開催はなく、ホームゲーム開催数は最少タイの19試合どまりで、年間入場者数ランキングでは9位に落ち着いた。
入場者1人あたりの入場料は約2830円。このランキングのトップ10の平均が約2813円で、客単価は高すぎず・安すぎず、動員実績に見合った収益を確保したといえる。
チケット収入に関するほとんどの項目で突出した項目がない鹿島。特筆すべき極端な特徴は少ないが、その中で注目すべきは試合関連経費だ。
試合関連経費4億3700万円はトップ10で中位だが、入場料収入に対するコスト比(試合関連経費 ÷ 入場料収入)は約0.353と、同4位の数値で、運営効率の面では改善の余地がありそうだ。
優勝争いに絡んでいる今シーズンの鹿島は、ここまでの1試合平均観客数が2万6242人で、前年を上回るペースとなっており、さらなる観客動員・入場料収入の記録更新が期待される。
