「今のままでは優勝できない」
「僕自身、優勝経験はないんですけど、試合の進め方を俯瞰したり、客観的に見ると、レイソルはまだまだ足りないなと。もっとコミュニケーションを取って細かいところを突き詰めていかないと、今のままでは優勝できないと思います。
京都なんかは大事な時に5−0で勝ち切れる強さがあるし、鹿島(アントラーズ)も清水(エスパルス)に追いつける底力がある。僕らも浦和、京都に勝てましたけど、完璧な試合ではない。後半は相手も落ちて明らかにボールを受けやすくなったけど、前半からいい戦いをしないといけないし、失点してしまうのはよくない。自分たちが目指しているサッカーにもっと貪欲にならないといけないというのはすごく思います」
2018年から2021年にかけて柏に在籍した時は厳しい発言をするタイプではなかった。が、31歳になった今は突き抜けるためにあえて苦言を呈することを厭わない選手になっている。そんな瀬川がシーズン途中から加わり、一段階ギアを上げてくれているのは、ロドリゲス監督にとっても、チームメートにとっても心強い限りだ。
ここから柏がラストスパートしていくためにも、背番号20のけん引力は不可欠。1トップとシャドウも柔軟にこなせるベテランアタッカーの一挙手一投足がチームの成否を分けるのは間違いなさそうだ。
(取材・文:元川悦子)
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