【写真:©JFA/adidas】
女子サッカーの未来を加速させるプロジェクトが今年も始動
アディダス ジャパンと日本サッカー協会(JFA)は、より多くの中学生年代の女性がサッカーを続けられる環境作りをサポートするアディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」の2025年度の募集を9月1日より開始した。2020年に始まったこのプロジェクトは今年で6年目を迎え、女子サッカーの未来をさらに発展させる活動として期待が高まる。
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
アディダスは、「スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある」という理念のもと、すべての人々が 安心してスポーツに取り組むことができるよう、様々な活動を行っている。
日本では、2019年より女子中高生のスポーツ継続率の向上を目指した活動を開始し、2020年には女子中学生のチーム創設支援を通し、U-15世代がプレーするための環境を整えることを目的としたアディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」を立ち上げた。
近年、女子サッカーが世界各地でこれまでにない盛り上がりを見せており、UEFA欧州女子選手権2025では、トータル観客数657,291人を記録し、2022年大会の574,875人を大きく上回り、総観客動員数が史上最多となった。
日本でもプロリーグのWEリーグが2020年に開幕するなど、女子サッカーが盛り上がりを見せる一方で、中学生年代においては女子チームは男子チームと比較してわずか2.8%しか存在せず、女子サッカープレーヤーの5人に1人が13歳になるとサッカーを辞めてしまうという現状がある。
こうした環境を変えるべく立ち上げられた「HER TEAM」プロジェクトも今年で6年目を迎える。本年度もこれまで以上に女子中学生年代のチーム創設を後押しし、審査を通過した新規創設予定チームを対象に各種サポートを提供していく。
募集開始に伴い、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の長野風花と宮澤ひなたがコメントを寄せた。
長野は「『HER TEAM』の取り組みは、これからサッカーを始めたい子や、続けたいけれど迷っている子にとって大きな支えになるはずです。これからもっと多くの女の子が、自分の可能性を信じてサッカーを楽しみながら続けていけるように、『HER TEAM』が全国に広がっていくことを心から願っています。私自身も、この活動を応援しながら、一人でも多くの子が『サッカーが大好き』という気持ちを持ち続けられるような環境を作っていきたいです」とエールを送った。
宮澤は女子サッカーを取り巻く環境にも触れながら、未来のなでしこジャパン候補がこの中から生まれることにも期待した。
「女子サッカーを取り巻く環境は少しずつ良くなってきていますが、まだ『やりたくても続けられない』という子がいるのが現実です。部活動や地域のクラブチームが限られている地域もありますし、進学や家庭の事情でサッカーを諦めてしまう子も少なくありません。だからこそ、『HER TEAM』のように『安心してサッカーを続けられる場所や環境』があることはとても大切だと思います。
この取り組みを通じて、『困ることなくサッカーを楽しめる』女の子たちがもっと増えてほしいですし、サッカーが特別なことではなく、人生の中で自然に『続けられる選択肢』になる社会になればと願っています。「HER TEAM」から未来の代表選手や指導者が生まれることも楽しみですし、なにより『サッカーを続けていてよかった』と思える子が一人でも多く増えることを期待しています」
なお、「HER TEAM」 2025年度の募集は、2025年9月1日(月)より、応募特設ページにて受付を開始している。募集エリアは日本全国、募集数は非公開。応募対象は中学生年代(U-15 年代)の女子がプレー可能で、2026年度(2027年3月末まで)に新規創設されるチームとなっている。
【関連記事】
【グループリーグ順位表】AFC女子アジアカップ オーストラリア2026 組み合わせ一覧
女子サッカー最新FIFAランキング。なでしこジャパンの順位は?
なでしこジャパン、長谷川唯らの3ショットを披露! マンチェスター・シティが新シーズンへ向けて始動
【了】