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J1 3か月前

「すごい悔しい思いをしながら…」神橋良汰はピッチに立った。CBが手薄な川崎フロンターレでプレーに昇華していく【コラム】

シリーズ:コラム text by 江藤高志 photo by Editor

ベンチから見ていた景色「すごい悔しい思いをしながら…」

 ちなみに、町田戦からの中2日での第1戦がベンチスタートだったことについては「今回の試合に関しては、まずスタメンで出たかったなっていうところはありますけど」と悔しそう。

 その上で「ただ、出された時間というか、与えられた時間に対して、自分がどう勝利に貢献できるかってところを常に考えているんで。まあ、ああいう、本当に短い時間ではありましたけど。自分が入って、試合が動いたっていうのは大きいところかなと思います」と胸を張っていた。

 なお、浦和では同学年の根本健太が先発フル出場しており、その姿を見て奮起したのだという。

「相手の浦和のちょうど同い年である根本(健太)がセンターバックで出てましたけど。今日スタートで出てて。すごい悔しい思いをしながら、試合を見てたので。より出たい気持ちが強くなりました」

 そんな試合への強い思いを、僅かな時間しかない練習日の中でどれだけプレーに昇華することができるだろうか。そして、その思いをどこまで長谷部茂利監督に認めてもらえるだろうか。

 前述の通り、試合中に新たにジェジエウが負傷。また土屋櫂大がU-22日本代表招集中ということもありCBは手薄な状態だ。当然、第2戦に向けて神橋にかかる期待も大きくなる。「もう本当にそこは目指してやりたいです」とスタメンに向けて闘志を燃やしていた。

 浦和とのルヴァン杯準々決勝第2戦のメンバー発表を楽しみに待ちたい。

(取材・文:江藤高志)

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【了】

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