サッカー日本代表は、現地時間6日にアメリカのオークランドで行われた国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、0-0のドローに終わった。この一戦について、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。(語り手:ショーン・キャロル)[6/6ページ]
「日本はワールドカップで間違いなくベスト16に入る」
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――上田が抜け出しましたが、ファールで止められました。イエローカードです。
「レッドカードではないでしょうか!?」
――レッドカードになりました!
「決定的な得点機会の阻止(DOGSO)が100%適応されましたね」
――テストマッチでもVARがあるんですね。
「少し驚きますね!なぜ最初にイエローになったかがわかりませんが…」
――FKの位置が違いますね!
「FKの位置は完全に違いますね!」
――数的優位を活かせず、ここで試合終了です。スコアレスドローに終わりました。
「前半はほぼ日本のペースでしたが、得点できなかったことが響いてしまいました。後半は五分五分な戦いだったと思います」
――最も印象に残った選手は誰ですか?
「後半は特に目立った選手がいなかったので、前半と同じく南野と板倉が良い仕事をしたと思います。南野はボレーシュートのチャンスを決めきれませんでしたが…」
――FIFAランキングで13位のメキシコ相手でした。久しぶりの上位を相手にする試合でした。日本の良さを出すことができましたか?
「良さを出せたと思います。日本はワールドカップで間違いなくベスト16に入るチームなので、このレベルの相手に対して怖がる必要は全くありません」
――ワールドカップでさらに上を目指すためには何が必要でしょうか?
「全てのチームと同じく、精神力、決定力、集中力ですね。そして運も必要です」
――期待していた遠藤はどうでしたか?
「良かったと思います。クラブで出番があまりないのに良いパフォーマンスを見せました」
――三笘はどうでしたか?
「いつもと比べてインパクトを残すことはできませんでしたが、時々能力を見せていました」
――次の試合は、韓国に0-2と敗れたアメリカです。この試合はどのように戦うべきでしょうか?
「今日と同じような立ち上がりできれば必ず勝てると思います」
――アメリカ戦は中2日でメンバーが大きく変わりそうですが、期待している選手はいますか?
「守備はケガ人が多いので気になります。望月と藤田のプレーも見たいですし、攻撃はセンターフォワードに期待したいです。小川航基や鈴木、細谷真大のプレーを楽しみにしています!」
――ありがとうございました。
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』『英国人から見た日本サッカー “摩訶不思議”ニッポンの蹴球文化』の筆者。「Jリーグ Monthly」のレギュラー出演。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーやNHK、J SportsなどのJリーグ番組出演も。
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