日本サッカー協会(JFA)が「Jリーグに次ぐアマチュア最高峰のリーグ」と位置づける日本フットボールリーグ(JFL)には、かつてJ1で大観衆を沸かせた選手もいる。そういった“大物”は、やはりJFLで抜群の存在感を放つことが少なくない。今回は、2025年のJFLで活躍する元J1プレーヤーを紹介する。[5/5ページ]
DF:沼田圭悟(沖縄SV)
生年月日:1990年7月24日
J1通算:18試合0ゴール
沼田圭悟は、J1で18試合に出場した経験を持つサイドバックで、35歳となった現在は、高原直泰がオーナーを務める沖縄SVでレギュラーを務めている。
高崎経済大学附属高校卒業後にブラジルに渡り、下部リーグで経験を積んだのち、2012年にガンバ大阪に加入して日本でのプロキャリアをスタートさせた。
2014年に期限付き移籍先のカマタマーレ讃岐で出場機会を増やして評価を高めると、2016年には当時J1の大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)に加入し、J1の舞台に立った。
2017年途中からはツエーゲン金沢で主力として活躍し、以降は長くJ2でキャリアを重ねた。
しかし、2024シーズンはFC琉球でベンチ入りもままならず、リーグ戦3試合の出場にとどまり契約満了となった。
それでも、舞台をJFLに移した沼田は、沖縄SVで存在感を発揮している。5月3日のFCマルヤス岡崎戦では左足のクロスでアシストを記録した。
7月20日のラインメール青森戦では、右サイドからのクロスにコースを狙った技ありのヘディングで合わせてゴールを挙げるなど、攻守でチームに貢献している。
ベテランとなった現在も今もサイドを力強く駆け上がる背景には、徹底したコンディショニングがある。
沼田は、自身がプロデュースしたリカバリー甘酒を販売しており、Xのプロフィール欄でも「身体を整える大事さを学び、食事、身体の使い方など日々勉強中」と記している。体づくりへの探求心が、現役で走り続ける原動力となっている。
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