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Jリーグ 3か月前

「自分に腹が立っています」東京ヴェルディ、平川怜は何度も叫び声をあげた。「何よりもダービーというのは…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

久保建英と並んで結んだプロ契約

 インドで2017年に開催されたFIFA U-17ワールドカップ。最終的に大会を制したU-17イングランド代表にラウンド16で敗れ、悔しさを成長への糧に変える決意とともに帰国した直後の同年11月1日。代表でもチームメイトだった、ひとつ年下の久保建英とともにFC東京とプロ契約を結んだ。

 FC東京のリリースには、当時17歳の平川のアピールポイントが次のように記されていた。

「正確な技術をベースに、巧みなパスセンスと高い戦術理解度でゲームをコントロールする」

 しかし、なかなかトップチームで出場機会を得られない。久保が大ブレークを果たし、6月にスペインの強豪レアル・マドリードへ移籍した2019シーズン。7月にJ2の鹿児島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍した平川は、2021年にはシーズンを通してJ2の松本山雅FCへ育成型期限付き移籍して武者修行を積んだ。

 それでもFC東京での状況を変えられなかった2022年8月。平川はJ2のロアッソ熊本への完全移籍とともに、中学生年代から約10年間所属し、深い愛着を抱いてきたFC東京との決別を決めた。

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