J1リーグ8回、天皇杯5回、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)1回などの優勝を誇る鹿島アントラーズ。そんな「常勝軍団」が歴史を築き上げていく中で、下部組織出身選手たちの輝きは欠かせなかった。今回は厳選した鹿島アカデミーの「最高傑作」たちを紹介する。(ホームグロウン選手が選出対象。在籍期間、通算成績はデータサイト『transfermarkt』を参考)[3/6ページ]
MF:土居聖真(どい・しょうま)
生年月日:1992年5月21日
在籍期間:2011年2月〜
通算成績:464試合75得点50アシスト
山形県で生まれた土居聖真は、小学校卒業後に鹿島アントラーズのジュニアユースに加入した。
同選手はその後、ユースチームでのプレーを経て、2011年にトップチームへ昇格。そこから、14シーズンに渡って鹿島でプレーを続けた。
長く鹿島で活躍した土居だが、トップチームデビュー後すぐに定位置を掴めたわけではない。
同期の柴崎岳とは異なり、在籍3年目となる2013シーズン後半戦からようやくレギュラーに定着した。2015年には小笠原満男や野沢拓也が付けた背番号8を継承している。
2016シーズンにはJ1制覇に大きく貢献し、翌2017年には清武弘嗣の離脱に伴う追加招集という形ではあったものの、日本代表初選出を果たした。
主にトップ下やサイドで起用されているが、センターフォワードやサイドバックとしてもプレーできる。高いサッカーIQとスキルを武器に、様々なポジションで輝きを放ってきた。
その土居は、クラブの歴代出場試合数ランキングで5位にランクインしている。現役選手に限定すれば、トップに立っている。
現在は故郷のクラブ、モンテディオ山形で圧巻の活躍を披露している土居。いつかJ1で再会する日を、選手本人だけでなく、サポーターも期待しているはずだ。
