Jリーグは7月、全60クラブに関する2024年度の経営情報を開示した。これまで3月決算の柏レイソルと湘南ベルマーレを除外した状態で発表されていたが、改めて両クラブを含めた経営状況が明かされている。今回のランキングでは、そのなかの「入場料収入」に着目。チケット販売での収益が低かったクラブをランキング形式で紹介する。(入場料収入が並んだ場合は、試合関連経費が高い方を上位とする。)[5/5ページ]
6位:カマタマーレ讃岐
入場料収入:3500万円
カマタマーレ讃岐は、2024年度の入場料収入が3500万円となり、今回のランキングで6位にランクインした。
讃岐は2014年と2016年にJ2で1億円超の入場料収入を記録した実績を持つが、2019年のJ3降格以降は、成績・観客動員ともに低迷が続いている。
2023年度も入場料収入は同額の3500万円を計上しているが、リーグ戦の1試合平均観客数は2062人から1949人へと減少した。
平均客単価が35円上昇したことで収入は横ばいを維持したが、観客数減少は看過できない課題といえる。
讃岐の本拠地である「香川県立丸亀競技場」は、収容人数2万2338人とJ3クラブの中では規模が大きいスタジアムだ。
その分、運営コストもかさみ、2024年度の試合関連経費は5800万円と、入場料収入を上回る水準に達している。
第27節まで終えた今シーズンのJ3で讃岐は現在19位。ホームゲームの平均観客数は2096人で、昨シーズンを上回っているものの、厳しい状況にある。
とはいえ、アウェイゲーム1勝8分け8敗に対し、ホームゲームでは5勝2分け6敗と奮闘しているだけに、「香川県立丸亀競技場」のファンの声援は大きな後押しになっている様子。
もっと多くの観客を呼び込み、ともに残留という目標を達成したいところだ。
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