Jリーグ屈指の名門「鹿島アントラーズ」では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。鹿島アントラーズ在籍時の市場価値が高かった選手上位5名を紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)[3/5]
セルジーニョ
生年月日:1995年5月22日
クラブ在籍時の最高市場価値:260万ユーロ(約4億4200万円)
市場価値記録日:2019年12月28日
鹿島アントラーズの歴史に名を刻むブラジル人助っ人は数多く存在するが、その中でも特に“勝負強さ”という鹿島のDNAを色濃く受け継いでいたのが、セルジーニョだ。
現在30歳のセルジーニョは母国ブラジルのクラブを渡り歩いた後、2018年7月に鹿島の一員となった。
同シーズンに行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で大車輪の活躍を見せ、準々決勝の天津権健戦から決勝のペルセポリス戦まで、出場した全5試合でゴールを記録した。
特に後半アディショナルタイムに劇的な同点弾を叩き込み、チームを決勝へと導いた準決勝の水原三星戦のパフォーマンスは、今でもファンの脳裏に焼き付いているだろう。
そんなセルジーニョは、2019年12月28日に市場価値260万ユーロ(約4億4200万円)を記録した。
これは鹿島在籍時の市場価値として歴代3番目に高い金額であり、同選手のキャリア最高到達点でもある。
チームの攻撃を形作る司令塔として活躍した同選手は、2020年1月に長春亜泰足球倶楽部に完全移籍する決断を下した。
鹿島でプレーしたのはわずか2シーズンと短い期間であったが、公式戦76試合31ゴール9アシストと輝かしい成績を残している。
ちなみに、今年2月からは北京中赫国安足球倶楽部に活躍の場を移し、中国への帰化を発表。3月には中国代表デビューを果たした。
いまもなお、アジアのサッカーを盛り上げるべく奮闘している。
