Jリーグ屈指の名門「鹿島アントラーズ」では、これまで数多くの選手がプレーしてきた。その中で、最も市場価値が高かった“スター”は誰なのか。鹿島アントラーズ在籍時の市場価値が高かった選手上位5名を紹介する。(金額やデータは「transfermarkt」参照)[4/5]
昌子源(しょうじ・げん)
生年月日:1992年12月11日
クラブ在籍時の最高市場価値:350万ユーロ(約5億9500万円)
市場価値記録日:2018年7月16日
秋田豊、岩政大樹と、鹿島アントラーズの背番号「3」は名だたる実力者たちが継承してきた。
彼らと同じく鹿島が生み出した最高のディフェンダーの一人、昌子源もまさにその系譜に連なる選手だ。
昌子は、2011年に鹿島に加入した。強みは圧倒的なフィジカルであり、一対一のデュエルではほぼ負け知らず。
後方からチームを支え続け、その力強い守備は鹿島のディフェンスラインに不可欠な存在だった。
2016年にはクラブワールドカップでレアル・マドリードと対峙し、クラブ世界2位に貢献。その実力を世界の舞台で証明した。
さらに、2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会ではJリーグ勢唯一の主力として躍動。ベルギー代表と死闘を繰り広げ、強豪をあと一歩のところまで追い詰めている。
この活躍によって、昌子の市場価値は350万ユーロ(約5億9500万円)まで上昇。この市場価値は、鹿島に在籍した選手の中で歴代2位、現役選手ではトップである。
その後、同選手は 2018年冬にフランスのトゥールーズFCへ移籍を果たし、初の海外挑戦を経験。ガンバ大阪を経て、2022年に岩政監督率いる鹿島に復帰した。
名実ともにJリーグ屈指の経験値・実績を誇るディフェンダーであり、現在はFC町田ゼルビアでキャプテンとしてリーダーシップを発揮している。
