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Jリーグ 2か月前

「常にボールは欲しいものですが…」イサーク・キーセ・テリンが示した新たな可能性。浦和レッズでは「それが僕の役割」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

計7本のシュートを放つも…

 17分には左サイドから荻原拓也が送ったクロスに力強く反応。相手センターバックの蓮川壮大と競り合いながらシュートに持ち込んだが、惜しくもニアポストに嫌われた。

 さらに41分には、マテウス・サヴィオのパスが清水3バック中央を務めるキム・ミンテに当たり、こぼれ球がテリンの前に転がった。鋭い切り返しから左足を振り抜いたが、清水GK梅田透吾が驚異的な反応を見せ、得点を阻んだ。

 後半に入ってもテリンは攻撃の軸であり続けた。立ち上がりにマテウス・サヴィオのコーナーキックからヘッドで合わせるが、GK梅田に阻まれる。

 76分には途中投入された中島翔哉の左からのクロスを右足で捉えたが、これも梅田の好セーブでゴールとはならなかった。

 90分間で放ったシュートは7本。チーム全体が攻め続ける中で、テリンがフィニッシュに絡む場面は数多くあったが、ゴールという結果だけが付いてこなかった。

 それでも前線に構える彼の存在感は、GK西川周作も感じ取っていたようだ。

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