「チャレンジは絶対にやめてはいけません」
「大宮戦に向けて準備してきたものを出せたところはありましたし、脅威を与えられた場面もあったと思います。ただ、チームの勝利に直接つながるプレーはもっと増やしていかなければなりません。ゴールでもアシストでも、結果につながるプレーをしていきたい」
そう語る上原は前半に2点をリードしながら、後半の立ち上がりで逆転を許した展開について「失点の時間帯は本当に良くなかったと思います。試合の終わりと始まりでの失点はしっかり受け止めなければいけません。チームとしての軽さが見られた失点だったので、組織として改善が必要です」と指摘する。
また、失点の時間帯も含めて、重要な場面での勝負強さの不足を認めながら「残り試合では際どいところをやらなければいけない」と言葉を強めた。
守備面については、1対1の局面で相手に上回られ、シュート23本を浴びる展開となったが、上原は「ハイプレスやマンツーマンにチャレンジしていく中で、今日みたいに1対1で上回られる場面は承知の上でやっています。ここで逃げて守る方法もありますが、チャレンジは絶対にやめてはいけません。1対1で逆に上回れれば、自分たちのチャンスは大いにあります」と主張する。
もちろん、“アタッキングフットボール”を掲げる磐田であっても、確実に勝利や勝ち点を求めていく中で、引いて守りを固めるべき時間帯もある。