明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは9月28日時点。[5/5ページ]
6位:モンテディオ山形

【写真:Getty Images】
クラブ市場価値:775万ユーロ(約13億1750万円)
最も市場価値の高い選手:ディサロ燦シルヴァーノ(60万ユーロ/約1億200万円)
モンテディオ山形はチームの総市場価値775万ユーロ(約13億1750万円)で今回のランキングの6位だが、J2第30節終了時点のリーグ順位は15位と、戦力水準と結果がかみ合っていない。
3月1日時点の市場価値は1003万ユーロ(約17億510万円)でリーグ3位。序盤は昇格候補の一角と見られていた。
しかし、前半戦に低迷すると、夏の移籍市場で主力を相次いで失い、戦力ダウンを強いられた。
市場価値がチーム最高額だった攻守の要である髙江麗央(70万ユーロ=約1億1900万円)が横浜FCへ、イサカ・ゼイン(50万ユーロ=約8500万円)がジェフユナイテッド千葉へ、小西雄大(45万ユーロ=約7650万円)が柏レイソルへ、それぞれ移籍した。
シーズン中の補強では、藤枝MYFCからGK榎本啓吾(30万ユーロ=約5100万円)が加わった程度で、穴を埋めるには至らず。
結果としてチーム総市場価値は開幕時から22.7%減少し、この下落幅はJ2で最大となった。
それでも戦力が尽きたわけではない。ディサロ燦シルヴァーノ(60万ユーロ=約1億200万円)、氣田亮真、國分伸太郎(いずれも50万ユーロ)といった有力選手がおり、現在はホームゲーム4連勝中。
第20節〜30節の成績だけなら6位にあたる勝ち点を獲得していることからも、底力があることがうかがえる。
本来の戦力を考えれば、下位に沈むクラブではない。
だが順位表での位置を踏まえると、まずは一刻も早くJ2残留を確定させることが最優先課題となる。
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