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Jリーグ 2か月前

「最後に甘さが…」藤井海和は何度も後悔を口にした。ファジアーノ岡山を体現しよう。苦しい状況に直面しても腐らなかった【コラム】

シリーズ:コラム text by 難波拓未 photo by NN

「最後の失点もCKの時に自分のところで外にクリアできていれば…」

「チームもなかなか勝てていない中で、勝点3がほしい試合だったと思います。最終的には勝点1でもいいから持って帰りたかったような試合でしたけど、最後に甘さが出てしまった」

「終盤に足を攣ってしまい、チームに迷惑をかけたと思う。攣らないくらいやりきれる選手になりたいなと思いますし、最後の失点もCKの時に自分のところで外にクリアできていれば…」

「自分は連戦じゃなかったので、(佐藤コーチからも)『100分くらい行けよ』と声を掛けてもらっていたんですけど、両足を攣っちゃって。そこからは何とかピッチに立ち続けてプレーはできましたけど、100分、120分プレーできるくらい強度の高い選手になりたい」

 流通経済大学から岡山に加入して夢だったプロサッカー選手になった今シーズンは、序盤戦こそコンスタントにメンバー入りし、出場機会も与えられていた。だが、中盤戦以降はメンバー外が続き、今までのサッカー人生の中で経験したことのない苦しい状況に直面した。それでも、腐ることはなかった。

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