Jリーグ創設期からオリジナル10の一員として歩んできたサンフレッチェ広島は、これまで3度のリーグ優勝を成し遂げた歴史あるクラブだ。しかし、その歴史の中で、“天敵”と呼ぶべき宿敵が存在する。今回は、広島戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する[5/5ページ]
1位:中山雅史
【写真:Getty Images】
生年月日:1967年9月23日
対広島戦通算成績:28試合17ゴール0アシスト
サンフレッチェ広島が最も苦手としていたのは、Jリーグ歴代4位となる157得点を記録した中山雅史だ。
サッカー日本代表として初出場したFIFAワールドカップ(W杯)フランス大会では、日本のW杯初ゴールという歴史的瞬間を刻み、JリーグではMVP、得点王2回、ベストイレブン4回と輝かしい経歴を誇る。
情熱とエネルギーに満ちたプレーは、多くのファンを魅了し続けた。
その中で広島は中山にとって格好の相手だった。清水エスパルスと並んで最多となる17得点を献上しており、長いキャリアの中で幾度となく苦しめられてきた。
とりわけ鮮烈だったのが1998年シーズンだ。
4月に行われた第6節セレッソ大阪戦で5得点を叩き出すと、続く広島戦では圧巻の4ゴール。その勢いは止まらず、アビスパ福岡戦で4得点、コンサドーレ札幌戦で3得点を奪い、前人未到の公式戦4試合連続ハットトリックを達成。当時のギネス世界記録にも認定される大偉業だった。
なお、広島は2000年11月にも中山にハットトリックを許しており、まさに「お得意様」といえる存在だ。
Jリーグ初期から日本サッカーを牽引したレジェンドは、広島にとって常に立ちはだかる壁であり続けた。
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