明治安田J2リーグの2025シーズンが終盤戦に突入している。今シーズンは2度の移籍期間もあり、シーズン中にどのチームも補強を行った。今回は、データサイト『transfermarkt』のJ2クラブの総市場価値をランキング形式で紹介する。※市場価値やスタッツなどのデータは10月7日時点。[5/5ページ]
11位:大分トリニータ
【写真:Getty Images】
クラブ市場価値:625万ユーロ(約10億6250万円)
最も市場価値の高い選手:デルラン(45万ユーロ/約7650万円)
11位には、大分トリニータがランクインした。
総市場価値は625万ユーロ(約10億6250万円)と決して低くないが、その数字に見合う順位とは言い難い。
かつては片野坂知宏監督のもと、J3からJ1まで一気に駆け上がる快進撃を見せた大分。
しかし昨季、その片野坂監督が2年ぶりに復帰して昇格を目指したものの、結果は16位と低迷し、チームは勢いを取り戻すことができなかった。
今季も流れを断ち切れず、苦しい戦いが続いている。
夏の移籍市場ではグレイソン(30万ユーロ=約5200万円)、落合陸(25万ユーロ=約4300万円)、そして三竿雄斗(10万ユーロ=約1700万円)が復帰し、テコ入れを図った。
だが状況は改善せず、8月には片野坂監督が双方合意のもと退任。クラブを象徴する指揮官の再挑戦も短期間で幕を閉じる形となった。
片野坂監督の後を継いだ竹中穣監督も、就任後5試合でわずか1勝にとどまり、流れを変えるには至っていない。
さらに第31節では、現在最下位に沈む愛媛FCにホームで0-3と完敗を喫するなど、チーム再建は険しい道のりとなっている。
課題はなんといっても得点力不足だ。今季の総得点はわずか24でリーグワーストに沈み、攻撃陣の不振が勝ちきれない要因となっている。
その結果、守備陣も踏ん張り切れず、悪循環に陥っているのが現状だ。
今こそクラブの再建と未来を見据えた戦いが求められている。
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