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J1 2か月前

浦和レッズの天敵は? 最もゴールを決められた5人。苦手意識を刻まれたのは?

シリーズ:最もゴールを決められた選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

 オリジナル10の一員として長い歴史を誇る浦和レッズは、国内で数々のタイトルを獲得し、アジアでも3度頂点に立ったビッグクラブだ。しかし、その歴史の中で、“天敵”と呼ぶべき宿敵が存在する。今回は、浦和戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する[4/5ページ]

2位:前田遼一(まえだ・りょういち)

【写真:Getty Images】

生年月日:1981年10月9日
主な所属クラブ:ジュビロ磐田、FC東京
Jリーグ通算成績:535試合180ゴール39アシスト
対浦和レッズ通算成績:37試合13ゴール4アシスト

 J1通算154得点を挙げ、日本代表としても33試合に出場した前田遼一は、淡々と仕事をこなしながらも確実に結果を残してきたストライカーだ。

 キャリアを通じて浦和レッズを最も得意な相手とし、通算13得点を記録している。

 浦和にとって最も肝を冷やしたのは、2013年4月に行われたJ1第5節・ジュビロ磐田戦だろう。

 前田には当時、リーグ戦でシーズン最初のゴールを決められた相手はJ2に降格するという、奇妙なジンクスが囁かれていた。
 
 一見すると偶然の積み重ねに思えるこのジンクスは、2007年のヴァンフォーレ甲府戦を皮切りに、実に6年も続いていた。

 しかも2012年には、前年3位と好成績を残したガンバ大阪までもが、このジンクスに飲み込まれ、まさかの降格を喫している。

 試合は2-1で浦和が勝利したものの、前田にシーズン初ゴールを許してしまう。

 それでもこの年の浦和は最終的に6位でシーズンを終え、ついに前田のジンクスに終止符を打つことに成功した。

 しかし、それ以降も前田は浦和戦での勝負強さを見せ、ゴールネットを揺らし続けた。

 2018年、FC東京で出場機会が激減していた中でも最終節の浦和戦で得点を奪い、15年連続リーグ戦得点という偉業を達成。キャリアの晩年まで、浦和にとって前田は脅威であり続けた。

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