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J1 2か月前

浦和レッズの天敵は? 最もゴールを決められた5人。苦手意識を刻まれたのは?

シリーズ:最もゴールを決められた選手5人 text by 編集部 photo by Getty Images

 オリジナル10の一員として長い歴史を誇る浦和レッズは、国内で数々のタイトルを獲得し、アジアでも3度頂点に立ったビッグクラブだ。しかし、その歴史の中で、“天敵”と呼ぶべき宿敵が存在する。今回は、浦和戦で最も得点を奪った選手をランキング形式で紹介する。※ゴール数で並んだ場合はアシスト数を加算する[5/5ページ]

1位:三浦和良(みうら・かずよし)

【写真:Getty Images】

生年月日:1967年2月26日
主な所属クラブ:ヴェルディ川崎、横浜FC
Jリーグ通算成績:575試合163ゴール3アシスト
対浦和レッズ通算成績:29試合15ゴール1アシスト

 浦和レッズ戦を最も得意としていたのは、58歳となった今もなお現役を続ける三浦和良だ。

 Jリーグが開幕した1993年、1stステージでは18試合でわずか5得点にとどまったものの、2ndステージに入ると持ち前の得点感覚が爆発し、6試合連続ゴールを記録するなど、一転して好調を取り戻す。

 その勢いはシーズン終盤まで続き、12月の浦和戦ではJリーグで自身初となるハットトリックを達成して強烈なインパクトを残した。

 これまで浦和相手に通算15得点を挙げている三浦だが、アシストでも要所で結果を残している。

 2007年、リーグ首位を走っていた浦和は、前年に続く連覇を目前としていた。

 しかし、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での戦いも並行していたこともあり、J1終盤で選手たちの疲労はピークに。第29節の勝利を最後に、チームは4試合連続未勝利と失速してしまう。

 そんな中で迎えた最終節の相手は、すでに降格が決まっていた横浜FC。勝てば優勝という状況だったが、浦和はプレッシャーと疲労に苦しみ、0-1で痛恨の敗戦を喫した。

 この試合で決勝点をアシストしたのが三浦だった。左サイドで阿部勇樹を巧みにかわすと、中央へ鋭いグラウンダーのクロスを送り、走り込んだ根占真伍の得点をお膳立てしている。

 浦和の連覇を阻むきっかけとなったそのプレーを、今も鮮明に覚えているサポーターは少なくないだろう。

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【了】

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