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J1 2か月前

世代交代は必須!? Jリーグ、平均年齢が高いクラブランキング1~5位。高齢化が進んでいるのは?

 明治安田J1リーグは終盤戦を迎えている。今季も若手のブレイクやベテランの躍動など、Jリーグでは様々な光景が見られたが、高齢化が進むクラブのサポーターは、これからのクラブの行き先に少し不安を抱いているかもしれない。今回は、平均年齢が高いクラブをランキング形式で紹介する。[5/5ページ]

1位:ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸
【写真:Getty Images】

平均年齢:29.1歳
最年長選手:権田修一/新井章太(36歳)
リーグ順位:4位(18勝6分9敗)

 Jリーグで最もチームの平均年齢が高かったクラブはヴィッセル神戸となった。リーグ連覇中の同クラブの平均年齢は29.1歳となっている。

 大迫勇也や武藤嘉紀ら元日本代表をはじめとする実力者の積極補強が実を結び、2023年には悲願のJ1リーグ初優勝を果たした神戸だが、チームは高齢化が進行し続けている。

 チーム内の30代選手の数は15人にまで上る。今季も、山口蛍が退団したものの、松田陸や権田修一らを補強したことでチームの平均年齢はさらに向上した。

 その結果、先日行われた浦和レッズとの一戦では、スターティングメンバー11人の平均年齢が31.0歳となった。これは、Jリーグの中で見ても相当高い数字である。

 こうした中でも、ベテラン選手の圧倒的な個の力で、近年栄光を手にしてきた同クラブだが、今季は今まで通りにはいっていないようだ。

 その要因の1つが攻撃陣の不調だ。大迫はベンチスタートの試合が増え、今季はわずか5ゴール。昨季リーグMVPに輝いた武藤は4月に負った怪我が長引き、8月末までリーグ戦ゴールが生まれなかった。

 期限付きで加入したエリキや、2年連続2ケタゴールとなった宮代大聖の活躍がなければ、神戸は得点力不足に悩んでいたことだろう。

 スター選手にも必ず衰えは来る。神戸はベテラン選手に依存しないクラブへと変革していくフェーズに入っているのかもしれない。

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【了】

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