明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[5/5ページ]
1位:川辺駿(かわべ・はやお)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年9月8日
所属クラブ:サンフレッチェ広島
最新市場価値:350万ユーロ(約6.1億円)
2025リーグ戦成績:33試合2得点1アシスト
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで栄えある1位に輝いたのは、抜群のスキルと豊富な運動量で中盤を支配する川辺駿だ。
ランキングのトップ5にサンフレッチェ広島の選手が入るのは川辺が3人目。市場価値は350万ユーロ(約6.1億円)を記録している。
広島ユースで育成を受けた川辺がトップチーム昇格を果たしたのは、2014シーズンのことだった。
2015~2017シーズンにかけて期限付きで在籍したジュビロ磐田では、本来のボランチではなくトップ下やシャドーでのプレーも経験。現在に至るまでのプレーエリアの広さを手にした。
川辺に最も高額な市場価値が付けられたのは、スタンダール・リエージュ在籍中の2024年6月だった。
この時には500万ユーロ(約8.7億円)の値が付いており、現在の350万ユーロと単純比較すれば「約1年の間に価値が下がった」と判断されかねない。
だが、日本復帰後のプレーぶりを見れば、川辺の価値に疑いの余地などないことが分かる。
今季のゴールおよびアシスト数はリーグ戦33試合で2得点1アシストとインパクトが少ないものの、スタッツの詳細を見ていくと、1試合ごとのパス数は約41.04本で成功率は80.48%を記録。
また、1試合ごとに1.15本のキーパスを記録しており、広島の攻撃を自在に操っている様子がうかがえる。
決して派手さはないが、確実にチームを前進させるプレーを見せ続ける川辺こそ、Jリーグ日本人選手の市場価値トップという称号に相応しい。
今後も、紫紺の背番号「6」から目が離せない。
【関連記事】
禁断の後出し!? J1リーグ順位予想1〜5位【2025シーズン】
あまりにガラガラ…。Jリーグ収容率ワーストランキング1〜5位【2025シーズン】
200人以上に聞いた! Jリーグ、チャントが最高なクラブランキング1〜5位