明治安田J1リーグは終盤戦に突入し、より盛り上がりが増していくだろう。そんな同リーグにおいて、いま最も市場価値の高い日本人選手は誰なのか。このタイミングで、『transfermarkt』が算出したJ1日本人選手の市場価値ランキングを紹介する。※スタッツは『Jリーグ公式サイト』を参照。市場価値が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは19日時点[5/5ページ]
6位:金子拓郎(かねこ・たくろう)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年7月3日
所属クラブ:浦和レッズ
最新市場価値:150万ユーロ(約2.6億円)
2025リーグ戦成績:33試合1得点4アシスト
Jリーグ日本人選手の市場価値ランキングで6位になったのは、今季から浦和レッズでプレーしている金子拓郎だ。
リーグ屈指のドリブラーの市場価値は150万ユーロ(約2.6億円)となっている。
2020シーズンに北海道コンサドーレ札幌へ加入した金子は、緩急を自在に操るドリブルですぐにチームの攻撃の中核を担うようになる。
“名将”ミハイロ・ペトロヴィッチの下で右ウイングバックを自らのポジションとすると、在籍5シーズン(特別指定選手として在籍の2019シーズンを含む)で公式戦通算153試合26得点14アシストをマーク。
一度金子が仕掛ければ、相手ディフェンダーが完全に止めきるのは容易ではなかった。
ディナモ・ザグレブとコルトレイクでプレーした後、金子は地元・埼玉県の強豪である浦和に完全移籍で加入。持ち味のドリブルは欧州挑戦を経て局面打開力が増し、チームを率いるマチェイ・スコルジャの強力なオプションとなっている。
ただ、市場価値はディナモ・ザグレブ時代の2024年6月に記録した200万ユーロ(約3.5億円)をピークに下落している。
その金子は、18日の横浜F・マリノス戦で副審を小突いて退場に。今後の処分次第では、長期の出場停止を強いられる可能性もある。
そうなれば、市場価値のさらなる下落は避けられない。非常にもったいない。