1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、鹿島アントラーズで活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績は鹿島アントラーズ在籍時のもの。[3/6ページ]
MF:ダ・シルバ(ブラジル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1974年3月5日
在籍期間:2003年10月~同年12月
Jリーグ成績:1試合0得点
鹿島アントラーズは2003年4月にクラウデシールというブラジル人MFを迎えた。
8試合出場で2得点とそれなりの成績を残していたが、第13節のヴィッセル神戸戦で負傷したため、10月にブラジルに帰国している。
そのクラウデシールの登録抹消に伴ってやってきたのが、ダ・シルバだった。
クラウデシールと同じMFのダ・シルバは、大柄な前任者とは異なり、170cmと比較的小さな選手だった。
ベルギーのロイヤル・アントワープでベルギーリーグの外国人選手のシーズンMVPを受賞した実績などを引っ提げて日本にやってきている。
しかし、出場はガンバ大阪戦の1試合のみだった。
60分に途中出場でデビューしたものの、83分にベンチに下げられるという屈辱的な交代で、以降トニーニョ・セレーゾ監督がピッチに送り出すことはなかった。