オランダ・エールディヴィジ第9節、アヤックス対AZアルクマールの試合が現地時間18日に行われ、アヤックスが0-2で敗れた。オランダメディア『VP』は19日に、アヤックスに所属するサッカーオランダ代表FWボウト・ベグホルストが、AZのDFヴァウテル・フースに対して肘打ちし、得点が取り消された場面について伝えている。
肘打ちが物議

【写真:Getty Images】
現地で注目されているのは、アヤックスが後半終了間際にコーナーキックの流れからネットを揺らした場面だ。
DFユーリ・バースがクロスに頭で合わせて、アヤックスが1-2としたかに思われた。
しかし、直前にベグホルストがフースに対して肘打ちをしたとして、ゴールは取り消されてしまっている。
その後、ホームチームは得点を奪うことができずに、AZに0-2で敗れた。
同メディアは、「アヤックスのストライカーはAZ戦でレッドカードを免れた」と前置きし、ベグホルストの行為について次のように述べている。
「ベグホルストの近くにボールはなく、彼が肘で胸を突いているのがはっきりと見えた。これは間違いなくレッドカードだ。退場処分に値すると、VARが判断すべきだ」
ベグホルストから肘打ちを受けたフースは、第6節のフェイエノールト戦で、サッカー日本代表FW上田綺世や渡辺剛に対して、背中をつねったり、殴打したりなどの暴力行為を繰り返し、現地でも批判されていた。
記事では、挑発的な行為を繰り返すフースに対する肘打ちだったことで、退場処分にならなかったのではないかと指摘している。
「ベグホルストがレッドカードを出されなかったのは、フースが関与していたからではないかと考えている。
審判は、ファウルがフースに対するものだと決めつけているのではないか」
そして「すべての審判がレッドカードと判定するべきであり、意味不明な判定だ」と、今回の行為については、退場処分が妥当だと強調した。