2025シーズンのJリーグも終盤に差し掛かっている。この時期の大一番のひとつに、JリーグYBCルヴァンカップの決勝戦がある。「Jリーグヤマザキナビスコカップ」時代から熱戦が繰り広げられ、歴史としてはリーグ本編よりも長い。今回は、同トーナメントの決勝戦において最も観客数を集めたビッグマッチをランキング形式で紹介する。※『J. League Data Site』で参照できる1999年以降が対象。[5/5ページ]
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1位:名古屋グランパス対アルビレックス新潟(2024年)
観客数:62,517人
開催地:(新)国立競技場
今回のランキング堂々のトップにして、JリーグYBCルヴァンカップ(ルヴァン杯)の歴代最多動員となったのが、2024年の決勝戦だ。
3大会ぶり2回目の優勝を狙う名古屋グランパスと、クラブ史上初のファイナル進出を果たしたアルビレックス新潟が相まみえた。
62,517人が見守る一戦は、名古屋の2点リードで前半を折り返す。
反撃に出たい新潟はダニーロ・ゴメスを投入すると、この交代策が結果に繋がった。
ブラジル人MFのクロスに谷口海斗がヘディングで合わせ1点を返す。さらに後半アディショナルタイムには、同じく途中出場の小見洋太が鋭いボールコントロールからPKを獲得。これを小見が自ら決めて、試合は延長戦に突入した。
ルヴァン杯史上屈指の好ゲームとなった決勝戦は、このあともお互いに1点ずつ分け合い、栄冠の行方はPK戦にゆだねられた。
ひとりが外した新潟に対し、名古屋は5人全員がきっちり決め切り、“オリジナル10”の名門が2度目のタイトルを獲得した。
この試合のために上越新幹線が臨時電車を増便。サポーターの熱気と好ゲームが相まった一戦は、ルヴァン杯決勝の新たな基準となる名勝負として記憶されることになった。
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