2025明治安田Jリーグもいよいよ最終盤に突入している。今季も素晴らしいプレーでファンを魅了してくれた選手たちがいる一方で、実力があるにも関わらずあまり試合に絡めていない選手も存在する。今回は、J1で出場時間100分以下のタレント10人をピックアップ。紹介するラインナップには、なぜアピールの機会を与えられていないのか首をかしげたくなるような実力者や、不運な負傷によってピッチから遠ざかっている選手が含まれている。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月4日時点。[5/5ページ]
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FW:若月大和(わかつき・やまと)

【写真:Getty Images】
生年月日:2002年1月18日
所属クラブ:アルビレックス新潟
2025リーグ戦成績:7試合1得点0アシスト
2025リーグ戦出場時間:95分
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所属クラブが残留争いに巻き込まれると、特に新加入選手としては難しい状況となってしまう。
今季からアルビレックス新潟でプレーしている若月大和は、不振を極めるチームの中で出場機会を喪失。2025明治安田J1リーグでは95分しかピッチに立てていない。
特別指定選手として2019シーズンから湘南ベルマーレでプレーしていた若月は、2020年1月にFCシオン(スイス)へ期限付き移籍。内定していた湘南でのプレーではなく欧州挑戦を選んだ。
ただ、若月にとって不運だったのは、同時期に世界中で猛威を振るっていた新型コロナウイルス感染症が拡大してしまったこと。
クラブの活動は停止となり、FCシオンに在籍した2年間は公式戦通算20試合1得点と消化不良に終わった。
2021年12月の湘南復帰後も、若月は一瞬の加速で対峙する相手を置き去りにする本来のプレーをなかなか見せられなかった。
だが、2024シーズンにプレーしたレノファ山口FCではJ2で34試合7得点4アシストと結果を残し、J1クラブである新潟への個人昇格を勝ち取った。
しかし、今季の新潟はシーズン開幕時から調子が上がらず下位に低迷。10月25日には残留争いをしていた横浜F・マリノスが勝利したため、新潟のJ2降格が決定した。
若月は、降格決定の翌日に行われたJ1第35節のヴィッセル神戸戦で75分からピッチに登場すると、90分にスコアを2-2とする同点弾をマーク。
加入後初ゴールはJ1残留につながる祝砲とはならなかったが、来季以降の活躍を十分に予感させるビューティフルゴールだった。
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