2025明治安田Jリーグもいよいよ最終盤に突入している。今季も素晴らしいプレーでファンを魅了してくれた選手たちがいる一方で、実力があるにも関わらずあまり試合に絡めていない選手も存在する。今回は、J1で出場時間100分以下のタレント10人をピックアップ。紹介するラインナップには、なぜアピールの機会を与えられていないのか首をかしげたくなるような実力者や、不運な負傷によってピッチから遠ざかっている選手が含まれている。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月4日時点。[5/5ページ]
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MF:名和田我空(なわた・がく)

【写真:Getty Images】
生年月日:2006年7月29日
所属クラブ:ガンバ大阪
2025リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト
2025リーグ戦出場時間:82分
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名和田我空のプロデビュー戦は、“ガンバ大阪のスーパールーキー”という前評判に恥じない出来だったと言えるだろう。
2025年2月14日に行われた2025明治安田J1リーグ開幕節 セレッソ大阪戦で、神村学園高等部卒業を間近に控えた名和田は先発出場を果たし、65分までピッチに立った。
得点にこそ絡めなかったものの、果敢なシュートや華麗なワンタッチパスを披露。今季はこのまま出場時間を伸ばしていくものだと、多くの人が思ったはずだ。
しかし、現実はそう甘くなく、J1における名和田の総プレー時間は82分にとどまっている。
18歳にして大阪ダービーでインパクトを残すのは並大抵のことではない。名和田が開幕戦で残した印象は実に鮮烈であり、それ故に周囲の期待は否応なく高まった。
だが、一度上振れした期待値に見合うだけのプレーを継続するのは、瞬間的な煌めきを発するよりも難しい。
名和田は衝撃の開幕戦以降これといって目立った活躍ができず、2025年3月16日のJ1第6節 横浜F・マリノス戦を最後に試合から遠ざかっている。
最も、名和田はピッチ外で手をこまねいてきたわけではない。
2025年7月には、ガンバがフットボール戦略パートナーシップを結ぶ名門・アヤックスの練習に参加。世界基準のプレーを肌で感じてきた。
まだ19歳ではあるものの、“アヤックス留学”から戻った名和田は「もっともっと試合に絡んでいかないとやばい」と危機感をあらわにしている(2025年8月12日公開/ガンバ大阪公式YouTubeより)。
82分しか出場時間を掴めていないという悔しさが、名和田をより強い選手へと変える原動力になることを願ってやまない。
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