2025シーズンのJリーグも終盤に差し掛かっている。この時期に、優勝争いと共に話題に上がるのが、残留争い。特にJ1に留まれるか否かはクラブの注目度と経営に大きな影響がある。今回は、J1からJ2に降格したクラブの中で、最も平均動員数が減少したチームをランキング形式で紹介する。※ソースは『J. League Data Site』の年度別平均入場者数。新型コロナウイルスの影響により入場規制が設けられた2020〜2022シーズンは対象外。[1/5ページ]
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10位:アビスパ福岡(2007年)
減少数:7,151人
2007シーズンJ2平均観客数:6,629人
前年度J1平均観客数:13,780人
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ランキング10位から減少数が7000人を超えることからも、クラブの昇降格がいかに重要かが見えてくる。
2006シーズン、ヴィッセル神戸とのJ1・J2入れ替え戦を経て、アビスパ福岡は翌年の降格が決定。アウェイゴール差の敗北だったが、その代償は大きかった。
2007シーズンの平均観客動員は7,151人で、前年度の13,780人から大きく減らしている。
2007年はリーグ第42節・水戸ホーリーホック戦のみ本拠地の東平尾公園博多の森球技場(ベスト電器スタジアム)ではなく、長崎県立総合運動公園陸上競技場で行われ、この試合が平均動員数を大きく下げた。
ホームタウンの福岡市から遠く離れた地で行われたこの一戦に、当時のJ2の中でも控えめな2,724人ほどしか集まらなかった。
とはいえ、全体的にホームゲームの平均動員はボリュームダウンしている。
2006シーズンは観客数4桁台に落ち込んだのがリーグ戦2試合しかなかったが、翌年には16試合にまで増加した。
カテゴリーを違えたことにより、ビッグクラブと対戦する回数が減ったことも動員減少に影響している。
2006年はリーグ第7節・浦和レッズ戦に21,545人が詰めかけ、第32節・ガンバ大阪戦には20,187人が集結した。
1年でのJ1復帰が叶わなかった福岡は、翌年も平均動員を2006シーズンと同じ規模に回復させることはできず、リーグを通して10,079人にとどまっている。
