2025シーズンのJリーグも終盤に差し掛かっている。この時期に、優勝争いと共に話題に上がるのが、残留争い。特にJ1に留まれるか否かはクラブの注目度と経営に大きな影響がある。今回は、J1からJ2に降格したクラブの中で、最も平均動員数が減少したチームをランキング形式で紹介する。※ソースは『J. League Data Site』の年度別平均入場者数。新型コロナウイルスの影響により入場規制が設けられた2020〜2022シーズンは対象外。[2/5ページ]
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4位:コンサドーレ札幌(2003年)
減少数:8,374人
2003シーズンJ2平均観客数:10,766人
前年度J1平均観客数:19,140人
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コンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)も、J1からJ2に降格したことで大きくホームゲーム入場者数を減らしている。
FIFAワールドカップ(W杯)イヤーの2002年、シーズン開幕前に柱谷哲二監督が指揮官に就任。FCスパルタク・モスクワで活躍したブラジル人FWロブソンらが加入するも、期待された活躍ができず。
さらにW杯の開催地であるがゆえの影響を受け、本拠地・札幌ドーム(大和ハウス プレミストドーム)を使用できない時期があった。
様々な悪影響が重なり、2002年J1リーグの1stステージで大部分を最下位で過ごした。その途中で柱谷監督を解任するも、状況は改善せず。
後任として招聘されたラドミロ・イバンチェビッチ氏もチームを好転させることなく、同年9月に辞任した。
3人目の指揮官であるチャン・ウェリョン監督も状況を変えられず、2ndステージでも最下位に沈んだ。
シーズン通算で5勝1分24敗という散々な結果で、当時2度目のJ2降格が決定した。
その結果、翌年のホームゲーム平均観客数が大きく減少する。2002年のJ1平均観客数が19,140人だったのに対し、翌2003シーズンは10,766人まで落ち込んだ。
札幌ドーム使用回数もこの2シーズンで9回ずつ。ほぼ同じ条件でありながら、平均で8,300人超の動員を減らした事実が、2つのカテゴリーにおける隔たりを痛感させる。
