2025シーズンの明治安田J1リーグも残すところあとわずかとなった。ここまで順調なシーズンを過ごしている選手がいる一方で、未だ出場機会に恵まれていない選手も多くいる。今回は、リーグ終盤に差し掛かった状況で、まだJ1での出番がない23歳以下の逸材をピックアップして紹介する。※データは『transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月6日時点。[5/5ページ]
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MF:久保瑛史(くぼ・えいじ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2007年9月2日(18歳)
所属クラブ:セレッソ大阪
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2025年8月にセレッソ大阪へと加入した久保瑛史は、2025明治安田J1リーグで出番を得られないままシーズン最終盤を迎えた。
兄・久保建英と同じくスペイン→J1リーグの路線を辿った18歳は、セレッソで重要な存在になれるだろうか。
瑛史は、兄・建英がバルセロナの下部組織を退団した時に一度帰国している。
その後は横浜F・マリノスのユースでプレーしたが、2022年8月にラ・リーガの強豪であるレアル・ソシエダに加入。兄と同時に“バスクの雄”の門を叩いた。
2024/25シーズンに昇格したソシエダU-19では、ピッチ全体を俯瞰できる広い視野を武器にゲームを作るボランチとして活躍。現地では「タケよりもマルティン・スビメンディに似ている」と、現在はアーセナルでプレーする世界有数のピボーテと比較する声もあったほどだ(スペインメディア『Relevo』より)。
今夏の電撃的な日本復帰以降、桜色のユニフォームを身に纏ってプレーする瑛史の姿を見ることはできなかった。
しかし、セレッソがJ1優勝もJ2降格もない10位に位置しているという現状は、瑛史のJリーグデビューを大きく後押しし得る。
残りあと3節、アーサー・パパス監督が来季のチーム作りを見据えて4-2-3-1のボランチに瑛史を起用する可能性は否定できないからだ。
“和製スビメンディ”の出場時間“0分”は、11月9日のJ1第36節 清水エスパルス戦で終止符が打たれるかもしれない。
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