2025明治安田J2リーグも残すところあと2節となった。今季も各クラブでは優秀な若手選手がピッチ上で躍動し、大きな注目を集めた。一方で、たしかな実力を備えながらも所属クラブで全く試合に絡めなかった選手も存在する。今回は、今季のJ2で出場時間“0分”の逸材5人を23歳以下に絞ってピックアップする。※データは『Transfermarkt』『Jリーグ公式サイト(J1.LEAGUE STATS)』を参照。データは11月11日時点。[5/5ページ]
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FW:磯﨑麻玖(いそざき・まーく)
生年月日:2006年5月26日
現年齢:19歳
所属クラブ:RB大宮アルディージャ
磯﨑麻玖は、RB大宮アルディージャの育成で育ったFWで、2024シーズンに2種登録となり、今年からトップチームに昇格した。
しかし、まだプロとして公式戦の出場はない。
磯﨑はU-15から各世代のサッカー日本代表を経験してきた実力者で、192cmの長身と柔らかな足元の技術を兼ね備えたストライカーとして、早くから将来を嘱望されてきた存在だ。
2025シーズンのキックオフイベントに出席した際、磯﨑はアカデミー出身選手として「早く試合に出て活躍するところを後輩たちに見せたい」と語る一方で、「このチームから海外で戦える選手になりたい」とも述べ、将来的な海外挑戦への意欲も隠さなかった。
しかし、ここまでプロデビューの機会は訪れていない。
大宮は今年2月、磯﨑がアメリカのニューヨーク・レッドブルズのリザーブチームの練習に参加したことを発表。ニューヨーク・レッドブルズは大宮と同様にレッドブルグループの傘下クラブであり、同一資本グループ内での人材交流が実現した。
国外移籍を視野に入れる磯﨑にとっても、貴重な経験となったことは間違いない。
ただ、6月12日には股関節唇損傷により手術を受けたことが発表されており、復帰時期は明らかにされず、まだピッチに戻ってきていない。
プロキャリアはまだ始まったばかりだが、大きなポテンシャルを秘める19歳の今後に注目が集まる。
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