J2は「魔境」と呼ばれることが多い。どんなクラブであれ、このリーグを抜け出すことは難しく、中には何年も同カテゴリーで戦い続けているチームもある。では、J2在籍年数が最も長いクラブはどこなのか。今回は、ランキング形式で紹介する。［5/5ページ］
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6位：愛媛FC

J2通算在籍年数：18年
J2在籍期間：2006年～2021年,2024年～2025年
J2最高成績：5位（2015年）

　J2在籍年数ランキングで6位となったのは、昨シーズンからJ2の舞台に戻ってきた愛媛FCだ。今季で通算18年目のJ2でのシーズンを迎えている。

　2006年にJ2へ参入した愛媛は、これまで一度もJ1昇格を果たしていない。

　J2で一桁順位に入ったのは、参入初年度の9位、そして2015年に記録した5位の2回のみ。長いJ2生活の中で、上位争いに加わるシーズンは決して多くなかった。

　近年では、2021シーズンに20位でフィニッシュし、クラブ史上初となるJ3降格を経験。クラブは大きな困難に直面したが、そこからの立て直しは見事だった。

　翌2023シーズンには、J3で圧倒的な強さを見せて優勝を果たし、3シーズンぶりのJ2復帰を成し遂げた。

　ただ、復帰初年度となった昨季は苦戦が続き、17位でフィニッシュ。残留こそ果たしたものの、チームの地力を問われる一年となった。

　そして今季、クラブは再び厳しい現実に直面している。

　ここまでわずか3勝と結果が出ず、10月26日に行われたジュビロ磐田とのホームゲームで1-3で敗戦を喫し、シーズン終了を待たずして、2度目のJ3降格が決定した。

　チーム再建までの道のりは決して簡単ではないが、来季以降、愛媛がどのようにクラブのアイデンティティを示していくのか注目だ。

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